グローバル教師と地球の子ども達

30カ国以上の子ども達を、アジアとヨーロッパのインターナショナルスクールで教えた教師が考える。これからの時代の教育とは?教師とは?子育てとは?

家庭の教育

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国際バカロレアPYPは、定まった教科書もなく、「テストで何点だったから評価はいくつ」というわかりやすい評定もありません。そのため、年3回(学校によっては2回)のレポートには、主にどのような点が伸びたのか、今後どのような点を伸ばすことが期待され…

お年頃との付き合いかた

日本では小学校6年生に当たる学年が、第二次性徴についての学習単元に取り組んでいます。 単純に保健体育的な知識を習ったり、理科的に動植物の繁殖や受精の仕組みなどの学習もしますが、これは「自分自身の変化にどう向き合うのか」ということが根底のテー…

いい学校とは

職業柄といいましょうか、知り合いの方やあるいは友人つながりの方まで、「相談に乗って欲しい」と言われることがあります。 元来、人の助けになることは自分の徳を積むことだと思っているので、ありがたく相談にのらせていただくのですが、最近多い質問で、…

頑張ったね、では評価にならない

国際バカロレアPYPでは、日本で言えば6年生の卒業時プロジェクトとして、エキシビジョンと言われる行事があります。全体テーマに沿って、自ら課題を見つけて、それを調べ、まとめ、発表するものです。要するにこれは、これまでPYPで培ってきた力をフルに発…

とにかく読む

読書は大切です。 国際バカロレアでも、読書の位置付けは非常に高いです。図書室の蔵書の充実度は、国際バカロレア校として認定され続けるためには重要な評価の1つです。 よく、DEAR (Drop Everything And Read 他の活動を一切やめて読書に集中する)タイム…

退屈は素晴らしい

冬休みに入り、 さて子どもとどう過ごそうか・・・と考えている親御さんも多いのではないでしょうか。寒いけどディズニーランド?いや映画?でもどこも混んでるし、どこか子どもが退屈しないいい所はないかしら・・・ いいんじゃないでしょうか。退屈で。 昨…

保護者会

インド人の親は非常に教育熱心です。特に、男の子の親。 クラス保護者会では数名のインド人保護者からの矢のような質問。それぞれ細かく突っ込んで追及してくる。 私が日本人であるということで、英語の授業や評価について、細かく細かく質問される。リーデ…

学校選び

インターナショナルスクールには、転校生がつきもの。いろいろな国からいろいろな事情で転校してきます。 転校してくる際に行うのが学校見学。実は近くにはもう1つインター校があって、そちらはイギリスのカリキュラムでやっています。よって、こちらに引越…

各国教育事情を垣間見る

スウェーデン人Mは、日本の幼稚園だったらいわゆる「こまったくん」。なによりじっとしているのが嫌いで、お絵かきも1本線を描いて、3秒で終了。字なんてまったく興味ナシ。数も歌いながらなら数えるけど、静かな作業は嫌い。 でもMがそんなに特別ではな…