グローバル教師と地球の子ども達

30カ国以上の子ども達を、アジアとヨーロッパのインターナショナルスクールで教えた教師が考える。これからの時代の教育とは?教師とは?子育てとは?

はじめに

日本での教員経験を経て、渡英。そこで英語を学び、インターナショナルスクールで教鞭をとるようになる。

教えるカリキュラムは国際バカロレア初等教育。日本の学習指導要領とは大きく異なる内容と指導法である。それだけではなく、教師としてのあり方や教育に対する考え方も異なる。どちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、現在の日本の教育現場で、本当に教育がグローバル化するというのはどういうことなのか、果たしてどれだけの人が理解しているのだろう。

 

グローバル教育に関心のある人も多く、私の経歴からたくさんの質問が寄せられる。バイリンガル教育から創造性の育成、はたまたインターナショナル子育てまで、実に多岐にわたるが、それぞれに共通するのは、多くの人が日本の教育に関してある一定の危機感を抱いていることだ。市民の教育熱と国の教育政策のズレが、年々大きくなってきているような気がしてならない。

 

私はただの教師だけれど、それでもちょっと変わったグローバル教師経験を残し伝えることで、少しでも世の中の役に立てればと、このブログを立ち上げることにした。

 

ちなみに表題の「地球の子ども達」という部分は、30カ国以上の子ども達と触れ合う中で、インターナショナルやら多国籍やらという表現などどうでもよくなってきたことからくる。国の違いが何なんだ。肌の色が違ったって、話す言葉が違ったって、それが人と人との関係に何の関係があるんだ、と私は子ども達から気付かされた。

私たちは、地球から大切な子ども達を預かっている。そういう広い視野でこれからも教育に携わっていきたい。

 

 

*体験談を多く載せるため、過去に書いた他のブログから記事を引用している部分があります。